2012年12月09日

金星特急 7 / 嬉野君



金星特急 7 / 嬉野君 / 新書館ウィングス文庫

シリーズ本編最終巻。「小説ウィングス」誌掲載分に大幅加筆されています。グラナダの地に停車する金星特急に乗り込むための攻防、金星特急の車内での花婿候補たちの対話、そして最終目的地で明かされる「金星」の真実、と怒濤の展開でした。掲載誌が手元になくきっちりと比較したわけではありませんが、加筆では描写が細やかになった上に、周辺登場人物のちょっとしたエピソードもいろいろ追加されているようです。前にも書きましたが、お腹いっぱいで大満足の最終巻でした。このシリーズも、最初からじっくり読み返したいところです。ちなみに私のお気に入りは鎖様です。

なお、この後には、番外編と画集の刊行が予定されているようです。楽しみ。
posted by まつもとかなめ at 22:46| 小説

2012年12月07日

我が呼ぶ声を聞いて 幻獣降臨譚 / 本宮ことは



我が呼ぶ声を聞いて 幻獣降臨譚 / 本宮ことは / 講談社X文庫ホワイトハート

1年半ほど前から発売予定に載っては消えを何度も何度も何度も何度も繰り返し、そのうち発売予定に載らなくなって「もう出ないかな……」と思っていたら、いきなり出ましたシリーズ最終巻。黒幕はやはりあの人でした。そして、相思相愛となったアリアとシェナンの最後のひと仕事(というには遠大な事業ですが)です。

シリーズ通してみれば少女アリアの成長記という感じでしょうか。村娘が幻獣と契約し、世界を回っていろんな出会いと経験を経て成長し、最後に一つの決断を下す……そんな話です。

話の前半とかかなり忘れてるところがあるので、最初からじっくり読み返そうかと思っています。あと、その後が気になる登場人物がたくさんいるので、短編集とか出して欲しいところです。
posted by まつもとかなめ at 22:53| 小説

2012年12月03日

幽霊伯爵の花嫁 ―彷徨う少女と踊る髑髏の秘密― / 宮野美嘉



幽霊伯爵の花嫁 ―彷徨う少女と踊る髑髏の秘密― / 宮野美嘉 / 小学館ルルル文庫

「墓守」であり「幽霊伯爵」と呼ばれるジェイクの元に嫁ぎ、新婚生活を満喫中の最強美少女サアラの物語第6巻。ジェイクか仕事の礼としてもらってきた織物で、服を仕立てることにしたサアラ。ところが、ユマという仕立屋の名前を耳にしたとたん、コルドン伯爵家の人々は何かぎこちない雰囲気に。さらに(今回もツンデレの)アシェリーゼも何かを知っている様子。そんな反応をものともせず、サアラはユマに仕立てを依頼しますが、その帰り道、馬車の中に幽霊の少女が飛び込んできたのでした。

ジェイクを父と呼ぶ幽霊の少女に対して母親宣言をしたサアラ。さらに彼女は何やら隠し事をしているジェイクを差し置いて、幽霊の少女の秘密を暴くために動き始めます。そしてサアラは、コルドン伯爵家の人々が口をつぐんでいた過去のある出来事を知ることに……。

サアラ、ジェイク、エリオス、アシェリーゼ、ユマと、登場人物の過去がいろいろ明らかになった一冊でした。なお、このシリーズは次巻で完結予定です。
posted by まつもとかなめ at 20:40| 小説