2012年07月21日

時間の歩き方 1 / 榎本ナリコ



時間の歩き方 1 / 榎本ナリコ / 朝日新聞出版

隔月コミック誌「ネムキ」に連載中のシリーズで、最近コミックスの3巻が出たところです。タイムトラベルがテーマの作品です。

主人公の杉田果子は一見普通の中学生ですが、ドアなどを開けた際に別の時間に出てしまうという特異体質の持ち主。ある日、恋する先輩の事故死を目撃してしまった果子は、彼女をタイムトラベラー(略してタラベラー)と勘違いして話しかけてきた25世紀人の井村遇太を巻き込んで、先輩を助けようと試みるのでした。しかし、人の生死に干渉することは、重大な時間の改変に……?

この作品の設定では、「時間」そのものには改変に対する自己修復作用がありますが、それを突破して改変が行われると、関連する時間軸から弾き出されて一切の干渉できなくなってしまいます。これが「ホールド」という現象で、重要なキーワードになっています。

シリアスな展開をコミカルに描いた作品です。設定では2007年が舞台ですが、どことなく一昔前の雰囲気を感じる話でした。ちなみに25世紀の世界は「20世紀ブーム」だそうで、町並みは今と同じ……(笑)。
posted by まつもとかなめ at 22:43| 漫画