2012年09月23日

詐騎士 / かいとーこ



詐騎士 / かいとーこ / レジーナブックス

今のところ1番楽しみにしているシリーズで、もうすぐ4巻が出るので再読中……ということで改めて紹介してみました。
(注:以下の文章は旧サイトからのコピペです)

病弱な貴族の子弟ルーフェスの身代わりとして、性別を偽り騎士団に入った少女ルゼ。捨て子だった彼女は孤児院で魔術を覚え、魔物退治をして金を稼いでいましたが、兵役の義務がありながら余命わずかでそれを果たせない貴族の少年の身代わりとして雇われたのでした。騎士団の中で「ルーフェス」が女性であることを知るのは、彼女が護衛を請け負った美少年ゼクセンただ一人。こんな状況下で繰り広げられる、傀儡術という特殊な魔術で「病弱」な自分の体を操って宙に浮かび、サディストの上官をイジメ返す、「詐騎士ルーフェス」の日々の物語です。

常にマイペースかつ図太くて腹黒のルゼは、魔術師として魔物退治をしていただけあって実力もあり、処世術にも長けています。男だらけの騎士団の中に性別を偽って潜入しているのに、気負うところもなく飄々と訓練をこなし、上官となった王子ギルネストとそのお付きの貴族ニースをも翻弄します。一方で、その容姿から不気味姫と呼ばれるグランディナ(王子の妹)と友情を育み、着実に騎士団の中で地位を固めていきます。

とにかくルゼの性格が素晴らしく、そのやることなすことが楽しい話でした。周辺登場人物も個性的で良いです(ちなみに私のお気に入りはグランディナ姫)。なお物語は、この巻では核となる部分が見えてきたところで終わっています。続きが楽しみです。
posted by まつもとかなめ at 22:59| 小説